新聞業界全体が不況の中、 日本最古の宅配輸送ネット ワークの維持には限界があり 抜本的な経営再編が急務で あった。
仮想モールと言われるネット 通販市場が近年急速に拡大する 中で、いかに「安く・早く・ 正確に」最終届け先まで届ける かが課題であった。
社会情勢の変化により、 販売部数の伸び悩みや広告収入 が減少し、物流費削減が経営上 の大きな課題であった。
コスト削減対象範囲の決定と 物流改革に向けた経営陣の方針 ・意思決定への根拠を 明確にする必要があった。
コスト削減が最大の課題と される中、物流拠点となっている 複数の工場を起点とした物流体制 の見直しが迫られていた。
多くの自動販売機が設置されて いるが、契約内容や管理運営等が 把握されておらず、何が問題で あるのかも認識されていない状態 であった。
システム開発における新たな 分野への参入が迫られる中、 ロジスティックスの分野に着目。 物流業界開拓の足がかりとなる 知識、情報が必要とされていた。
輸送費はケース数に対しての 請求であったためマーケティング 戦略で商品サイズを縮小しても、 輸送費用は改善されなかった。
朝刊を配達する車両の契約、 夕刊を配送する車両の契約が 別であった。
物流再編によりLMOの立ち上げ の準備が整った。 しかし新聞輸配送の空き時間の 有効活用がいまひとつ進まない。
倉庫の他社との共有など、 物流再編を既に進めているが、 輸配送コストについて、まだ 削減余地があるのではないかと 模索している。
同業企業の買収によるシナジー 効果を最大限に活かすために、 どのような物流構造を再構築 するかについて検討していた。